2024.12/27 ノートパソコンバッテリー強制充電(リチウムイオン 充電 電池 強制充電方法)
趣味でノートPCを分解したり、2個1にしたり、CPUを交換したりしています。 長期間使用しなかったノートPCのバッテリーはACアダプターを繋いでも充電でき無い事が多いです。過放電で電圧が低くなりすぎて、充電回路で充電をしないようにしています。 SONYのVAIO(ソニー バイオ)のバッテリーパックです。爪で止まっているだけでしたので、手で無理やりカバーを外したところです。 テスターを用いて。+−、並列直列を把握します。 今回の場合、6個リチウムイオンバッテリーが入っていて、2個づつ並列で、3直列でした。 ※同じ色同士が並列です。 これ以上はバッテーに金属端子が溶接されているため、分解せずに充電を試してみます。
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画像右側のリチウムイオン充電器を用意します。 アマゾンで購入しました。 特に珍しくない充電器で、 18650/21700/26650)や1.2Vニッケル水素電池(単3/単4)、3.2Vリチウム鉄リン酸電池(LiFePo4)等を充電するものです。 通常0V付近まで過放電したリチウムイオン電池は、充電器では故障と判断して充電できません。 しかしこの充電器のバグというか個性を偶然発見したため、0V付近の過放電リチウムイオンでも充電できるのではと。 充電器は、電源を入れて充電するバッテリーを接続すると、始めの1秒〜2秒程度で対象物の電圧を測定します。 その後充電をはじめます。 ごく普通の使用じゃん!と思われるかと思いますが、ポイントは最大値しか測定しない事です。通常はありえないことですが、充電中に充電しているバッテリーの電圧が下がっても下がったと認識していないようです。 なので最初の接続時の電圧測定時に【充電可能な電圧】を誤認させれば充電できます。 この充電器は2.0V以下だとエラーになって充電をすぐに停止してしまいます。 なので、新品のリチウムイオン電池アマゾン購入して、その電圧を測定させ即座に画像のノートPCのバッテリーに接続して強制充電します。 また、ワニ口クリップ等があった方が作業がしやすいとおもいます。 【手順】 1、充電器にUSB電源(2A以上)を接続します。 2、充電器の端子を新品のリチウムイオンに接続して、電圧を測定させます。 ピッと音がなった瞬間に測定が完了しますので、即座にノートPCのバッテリーに接続します。簡単にかいていますが、この接続のタイミングが激ムズです。 今回の場合、2並列ずつの充電ですが、充電電圧が4.2Vまで上昇し充電できました。
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一か所2時間程度充電し、3か所(3並列、計6本)充電完了です。
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0.6V程度のセルを充電電圧4.2Vまで充電できました。画像は充電中のももです。 バッテリーセルの電圧は上昇したものの、結局、保護回路で遮断しているようでノートPCに取り付けての充電や使用は不可でした。 ダメもと、自己責任にてお試しください。 |