2024.12/28 SONY VAIO ノートPC CPU換装 2430M→2760QM
ノートパソコンのCPU交換方法です。 換装前。 intel core-i5 2430Mです。 2コア4スレッドの2011年当時ではなかなかのCPU。 必要なものは精密ドライバー、交換したいCPU、CPUグリスです。精密ドライバーは電動(アマゾン)がおすすめです。 有ればいいものはエアーダスター(アマゾン)です。 ノートPCのCPU交換は互換性が問題です。デスクトップのようにBIOS更新ができないので、同じ年式の同じシリーズのPCで上位パソコンのCPUなら交換できる可能性が高いです。CPUの世代が違う場合、ソケット形状が同じでもできない可能性があります。 | |
交換後。 同じインテル2世代の2コアから4コアへ交換です。 intel core-i7 2760QM。 4コア8スレッドの当時では最強クラスのCPU。この上に2860QMがありますが、クロック周波数が0.1Ghz上でキャッシュもわずかに上なだけで体感はできないと思います。コスパは2760QMの方が良いと思います。 | |
この種類のVAIOには下記のモデルがあります。 VPCEH28FJ また、CPUは2410M、2430M、2450Mがありますが、何れも同じ構造で同じマザーボードを使用しているため交換手順や分解方法は全く同じです。 パソコンを裏返して、ACアダプターを抜いて、バッテリーを抜いてから作業を開始ます。 まずはメモリーのパネルを外します。 パネルを外した後、画像の位置にネジが1本あるのでそれを外します。 | |
次に、ストレージのパネル(HDD)を外します。青矢印の部分にネジ2本で止まっています。 パネルを外した後、赤矢印のネジを外すとHDDが外せます。
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裏面パネルのネジすべてを外すと、裏面パネルが外せます。 バッテリーがはまっていたところのネジ3本も忘れずに外してください。 このVAIOは、ノートPCの中では分解とCPU交換は簡単な部類です。
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CPUクーラーを取り外します。 画像のドライバーのネジ1本を外します。 その後、赤矢印の3本を外します。 CPUクーラーのファン(シロッコファン)につばがっている電源コネクターを引っ張って外します。
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あとは真上に引き上げれば、CPUクーラー一式が外れます。 せっかくなので、エアーダスター等(アマゾン)でファンをはじめ、内部を清掃することをお勧めします。
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CPUさんとご対面。
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CPUの外し方は、画像のマイナスネジを180回転させます。 あとはCPUを真上に引き上げるだけです。
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左がCPUクーラー。 真ん中がi5 2430M(2410Mも2450Mも見た目、ソケット、全く一緒です。) 右側が2760QM。
アマゾン、 2430MはTDP 35Wですが、2760QM(2860QMも)45Wです。 通常だとこのTDP(発熱量・消費電力とお考えください)は、上がればそれに対応したCPUクーラーが必要になります。 しかしこのVAIOはCPUクーラーの設置面積(銅の部分)が2760QMの大きさにも対応しているかのように大きいです。
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2760QMと取り付け。 向きがあるかないかわかりませんが、2430Mが入っていた向きと同じに取り付けました。 左側の金色のボツボツ群で判断しています。 CPUを取り付けたら、黒いマイナスネジを180°回転させてCPUをロックします。 このロックをお忘れなく。
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CPUグリスを塗ります。 アマゾンが安いとお思います。 CPUグリスの塗り方はそんなに神経質にならなくてよいと思います。綺麗に塗っても適当でもあまり温度が変わらないと思っています。それよりグリスの熱伝導性が高いものを選んだ方が、温度に差が出ますね。
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後は逆の手順で、CPUクーラーを取り付けます。
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CPUベンチ(CPU性能確認ソフト)で見てみます。 2430M。
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2760QM。 数値上のでは1.5倍程度ですが、実際に使用してみると超絶爆速です。
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CPU100%で2分ぐらいぶん回してみましたが、全く問題ありません。 それに発熱量(CPUの温度)がへりました。 今まで100%で使用していると92°オーバーでしたが。85°未満で処理ができるようになりました。 |