SUBARU LEVORG STI VMG
レヴォーグ カーボン クリア層 補修 方法(簡易修復)
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今回修復するカーボンパーツは、ボンネットのカーボンダクトです。 レヴォーグには本物のカーボンパーツをいくつか使用しています。 カーボンパーツはクリア塗装をしていてある程度耐久性も持たせています。 本物のカーボンにはクリア塗装が必須ですが、クリア層何十年ももつものではありません。クリア塗装が無いとカーボンを保護するものが無く、カーボン自体が白くなって劣化してしまいます。 ボディーなどのクリア層とは違って、カーボンのクリア層は劣化し易く(主に浮いてくる)、維持費がかかるパーツだと思います。 クリアゲル仕上げだとクリア塗装の層が無いのですぐにカーボンが劣化してしまいます。クリアゲルはクリア塗装と勘違いされやすいですが、別物です。
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| コラゾンのカーボンダクト(エアースクープ)。 2022年12月に新品で購入して、クリア塗装されているものです。
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現在2025年8月ですが、クリア塗装が白っぽく見えるか所が出てきました。 実際この部分はカーボン層と樹脂パーツの境目で、カーボン部分の端になります。 その端からクリア層が浮いているように見えます。
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このまま放置すると、広がってしまう可能性もありますし、クリア層が剥がれてしまう可能性もあります。 カーボンのクリア劣化はクリア層を削って、再度クリア塗装をして修復するのが一般的です。 | |
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クリア塗装で修復する前に、ちょっとためしてみたい事があるのでやってみます。 娘がレジンにはまっていていろいろ買い与えていますが、商品によって粘度がまちまちです。これはさらさらタイプで粘り気の弱いものです。 娘に1番さらさらのレジン貸して!といったら迷わずこのレジンを持ってきた 用意した物は紫外線で硬化するレジン(さらさらタイプ)。アマゾンで購入しました。 あと紫外線(UV)で硬化するレジンなので、紫外線LEDが必要です。USB電源のものが使用しやすと思います。
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爪楊枝の先っぽにレジンを付けて、クリア層の剥がれてかかっている箇所に吸い込ませます。 先ほども書きましたが今回修復するパーツは、カーボン層が樹脂パーツに張りあわされてある部品で、カーボン層だけにクリア塗装がしております。 そのカーボン層と樹脂パーツの張り合わせてある端からクリア層が劣化して白っぽく見えています。 その端に爪楊枝でレジンを塗ります。表面張力でレジンが勝手に劣化部分に広がります。レジンが吸い込まれる(染み込む)とクリア層の劣化で白っぽくなっていた部分が見えなくなり、透明になります。 紫外線LEDを照射して硬化させます。5分も照射すれば十分に固まります。 ※クリア層の切れ目がないとレジンは吸い込みませんので、劣化箇所に寄っては今回の方法は使えない可能性があります。 |
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劣化したクリア層が見えなくなりました。
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| こちらも劣化層が見えなくなりました。 耐久性は不明ですが、試してみる価値があると思います。自己責任でやってみて下さい。
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