日本中心地アクシデント!

 

アクシデントというか、650の一大事です。

乗っていてリアがすべりそのうち空転を始めました。

なんと、泥にはまりました。

どうやっても、脱出できません。

動かそうとしてもびくともしません。

本気で格闘しましたが1cmも動きません。

汗だくになりました。

格闘している時、ハンドルを左右に動かしていたので前輪も溝ができ泥にはまりました。

絶対無理!力には自信がありますが無理!

 

諦め、サイドスタンドをかけました。

スタンドが少しずつ沈みますので、下に石をひきました。

救助を呼ぶしかないと考えました。

もちろん回りには誰も居ません。

来る途中降りる車を一台も見なかったので、おそらく誰もこないでしょう。

 

〜考えた事〜

どうやって助け呼ぶか考えました

大声で叫べば誰かに聞こえるか、

または119に電話するか、

それとも、地図に役場の電話番号が書いてあるので

辰野町の役場に電話してレスキュー隊もしくは

役場の職員の人にきてもらうかいろいろ考えました。

さらに助けにきてもらって、HPのネタに助けてもらっている時の写真は撮りたいが、
撮ったら助けにきた人に悪くはないか?

どうせ悪いなら動画にしようか?そうだ動画を撮ってHPに載せよう!

でもどうやって撮るか?

バイクにはいなくてはいけないし…

撮ってもらうのは悪いしな〜

助けにきてもらってどうするんだろう。

ロープとか金属の金具とかつけられて引っ張られるのかな〜

傷が付きそうで嫌だ…

持ち上げるにしてもハンドルと、ダンデムグリップしかもてないし…

4人で持っても、275キロ÷4=68.75/一人 (携帯の電卓で本当に計算)

それだと、一人70キロ近く持ち上げる必要があるし…

細いひ弱な人が混ざってたらもっと人数が必要だ。

電話したら、5人以上助けにきてください!と言うか…

でも助けを呼ぶのに人数を指定するのは変だし…

 

そういえば、助けにきてもらったら、お金はかかるのか?

ここまで登ってくる、ガソリン代とか、時間料金とか請求されたら…

手持ちは4000円ぐらいしかないし、まずいな〜

さっき寄ったコンビニにATMあったけかな。

印鑑とかほしいのかな〜

印鑑なんかツーリングに持ち歩かないし…。

人間、テンパルと何を考えるかわかりません。

 

そのうち、最後にもう一度、本当に動かないのか格闘して見ました。

やはり動きません。

さらに泥にはまってしまいました。

やはり電話か〜…

 

 

そもそも何故後輪が滑っているのか考えました。

タイヤと地面はほんの一部しか接地していなく、タイヤの単位あたり(1×1cm)の地面に対するグリップ力の限界を超えた

力が加わって、滑ってるのか…という結論が出ました。

じゃあ接地面積を増やしてやればグリップがあがると考えました。

 

リアのエアーバルブキャップを取り、金属の出っ張りを爪で押し、リアタイヤの空気を抜きました。

多分半分ぐらい?手でタイヤを押すと明らかに凹みます。

さらに前輪を持ち上げたら浮いたので、前輪のみ脱出!

エンジンを始動し、ノーマルモードでアクセルをゆっくり開け、

それと同時に、自分はパワーモードのマニュアルモード?で120パーセントの力でハンドルを押しました。

なんと脱出成功!泣きそうでした!俺って天才?

 

脱出はできたので、Uターンをしようと思いました。

ですが、リアの空気を抜いたのでピクリとも動きません。

奥の芝生の上に乗り上げ何とか車体を帰る方向にまで向けることができました。(黄色線)

ちなみに芝生のすぐ向こうは崖です。右上の赤矢印は格闘現場です。

 芝生から泥に降りるときも苦労しました。左の赤い矢印。

車体を何度も倒しそうになりましたが、このバイクに”土”をつけるわけにはいきません!

1時間かかり、ようやく無事に無傷でここを脱出できました。

脱出直後の650のタイヤです。

前後輪ともに泥まみれです。

 

やっと展望台に上れます。

この時ばかりは、ジムに通っていて良かったと心の底から思いました。

(次の日:顎〜つま先まで筋肉痛になりました。)

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