2024.09/14 システムキッチン(アンダーシンク)コンセント増設 アタック編
本作業は電気工事士2種以上の資格が必要な作業になります。 前回のTestRunでアンダーシンク(ビルトイン)浄水器を取り付けましたが、その時にシンク混合栓の根元からの水漏れを発見したため、近日中に交換します。 交換予定のシングルレバー混合栓はタッチレスのセンサー式水栓にしたいので、100Vの電源(コンセント)が必要になります。乾電池式もありますが、蛇口の先っちょのセンサー付きは100V使用のようです。 画像は台所シンク下です。ここまで電源を引いて、コンセントを増設・移設します。
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モグリ作業ではありません。資格は持っています。 |
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我が家のシンク周りのコンセントは2箇所です。 画像のカウンター部分の壁と、シンク裏(カウンターを挟んで逆側でさらに80cmぐらいに横にズレた位置)にあります。 どちらもシステムキッチンに穴を開けないといけません。
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カウンター部分のコンセントの方が楽そうなので、こちらからやってみます。 | |
必要なものはVVFケーブル1.6mm 2芯を1m程度。 銅線の太さ2.0mmもありますが、1.6mmでも許容電流が18Aなのでセンサー水栓には十分すぎます。 あれば作業が楽なもの→ケーブルストリッパー(VVFの外側の被覆と、内側の被覆を剥くことができる便利なものです)。ギボシ端子の圧着工具のような形状の物もありますが、画像のようなもののの方が銅線に傷が付きにくく作業が早いです。
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今回は1口のコンセントがあれば事足りますが、2口コンセントを用意しました。 | |
カウンター部分のコンセントを外します。 白いパネルは引っ張れば外れます。 プラスドライバーでネジを外すとコンセントが画像のようにはずれます。 コンセントの固定方法が施工業者・場所等により異なります。ネジ2本を緩めて(完全には外さない)、どんな金具で固定されているかコンセントを引っ張って確認してから作業してください。 ネジ1本部分ごとに固定金具を使用している場合(挟み金具)、1本外すと固定金具が壁裏に落ちてしまいます。画像の固定具はC型金具でしたので、片側のネジを完全に外して、もう片側は緩めるだけで(完全にはネジを外さない)でコンセントを外すタイプです。 コンセントの固定金具です→アマゾン。 | |
画像上側(シンク天板裏)と、システムキッチンの壁の間に1cmぐらいの隙間があります。そこをVVFケーブルを通します。 隙間が無い場合には、画像正面の壁(システムキッチンの仕切り版)に穴を開ける必要があります。穴を開け配線を通す際には、引き出しを動かしても接触しない場所を選定する必要があります。
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画像真ん中置くに灰色のVVFケーブルが写っていますが、これは一つ前の画像の隙間から通したものです。 そして、画像の位置に10mmの穴をあけました。 その穴にVVFケーブルを通します。
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先ほど外したコンセント裏に手を突っ込んでVVFケーブルを引き出します。 この画像のコンセント裏に来ている100V分岐する形で、今回増設したVVFケーブルを接続します。コンセント裏に穴が余っているので分岐は簡単です。 いま接続してしまうと100Vが流れますので、電源への接続作業は一番最後にします。 | |
引いたケーブルは適当に固定します。 ステップルを使用すると固定が楽です。ホッチキスの針をデカくしたようなものです。
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こんな感じです。 黒いテープ部分は、ステップルを打ち込んでインシュロックで固定した部分です。 ケーブル角度的に、ステップルでは固定が難しかったので、打ち込んだステップルにインシュロックで固定しました。
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コンセントBOXの裏側の上下左右4か所に切り口があって、そこをペンチ等で引っ張ってVVFケーブルの入口を作ります。溝が切ってあるので簡単に外せます。
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画像のようにコンセントボックスを固定します。 そのあとVVFケーブルを先ほど作った入口から通します。 ケーブルを通した後に、画像ぐらいの長さにVVFケーブルを切断します。
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ケーブルストリッパーで画像のように被覆を剥きます。 ※被覆を剥くときは、電源が来ていないことを確認してください。電源が来ているのに向くと、白と黒を同時に剥くのでショートします。 灰色の被覆は適当に剥いてOKですが、白と黒の被覆は10mm剥きます。
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10mmは厳守で、多すぎると画像のようにコンセントに接続した場合、電極(銅線)が見えてしまい感電や漏電等の観点で危険です。 足りないと、コンセントに差し込んだ時の噛み具合が足りなく外れてしまう危険性や、一部の接触(接触面積の不足)により発熱の危険性があります。 Wは白線を差し込みます。
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シンクの壁は薄く、ビス(ネジ)の効きが甘かったので、ビス6本打ちですw。
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コンセントBOXにコンセントを固定します。コンセントBOXにコンセント固定用のビスは付属しています。 上下の2本で固定します。上下の向きがあります、上方向は↑の矢印が書いてあります。
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あとはカバーを押し込んで画像のようになります。
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最後に画像のコンセントに、今回増設したVVFケーブルを差し込んで、コンセントを元に戻して作業完了です。 冒頭にも書きましたが、本作業は電気工事士の資格が必要です。2種は簡単に取れますので家の電気工事をしたい方は是非取得をお勧めします。 電気工事士二種の試験は、筆記と実技の2部制です。電気工事士1種と違い、2種は実経験が不要でだれでも受験できます。 取得方法は、筆記は参考書や過去問をやれば簡単です。 実技は難しそうなイメージですが、出題予定の問題が数問発表されてその中からどれかが必ずでます。そのため、出題予定の問題をすべてできれば確実に取得できる資格です。
実技試験対策のセットも売っていますのでDIYをしたい方は是非挑戦してみて下さい→ 取り付ける予定のタッチレス水栓は「リクシル ナビッシュタッチレス水栓(型番:SF-NAH471SY)」です。ヤフーショッピング(PR)か楽天(PR)で買うのが安いです。 次のTesuRunでセンサー式混合栓(ワンホール・シングルレバー)を取り付けしています。 |