JZX100 CHASER エアバック警告灯 車検対策

JZX100(チェイサー、マーク2、クレスタ)にはエアバック警告灯が2つある。キーONすると数秒間点灯して、エアバックシステムに異常がなければ、数秒で消灯する。

数年前から車検が厳しくなり、キーONで点灯して、その後数秒で消灯しないと、車検NG。
この初めの点灯がくクセ者で、警告灯の電球を抜く等して、光らないようにしても、キーON時に点灯しないので車検NG。

最近、この二つの警告灯の内、画像右側の警告灯が消えない(走行中も点灯したままというのが結構な頻度である)。
このままでは車検NGなので何とかします。この警告灯はステアリング部分か助手席前のエアバックのものだと思う。
左のエアバックは純正シートのサイドエアバックかな?


私のチェイサーの場合、ステアリングは社外、助手席エアバックは誤動作防止のため外していて、さらにシートも運転席、助手席共に社外なので、エアバック類は一切無し。
エアバックのセンサーを含め制御コンピューター、途中の配線等に異常があっても警告灯は点灯するので、トラブルシュートが猛烈に死ぬほど大変。制御コンピューターだったら多大な出費がかかるか部品が無いかなので、激安コースで行きます。

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定電流ダイオード(E-183)赤色LEDを用意。

 

LEDじゃなく、もともとメーターに付いている電球でも行けそうですが・・・。これからメーター基盤の配線加工を行うので、消費電力を考慮して念のためLEDにします。

 

メーターを取り外す。

 

エアバック警告灯は、電球を抜いてある2か所。

テスターで計測すると、ドライバー部分がプラスのようです。ブラスが共通でマイナスが独立。

キーOFFでも12Vがかかっているので、わずかに電流が流れていそう。ルームランプの場合、ドアを閉めていてもわずかに電流が流れているので、同じような感じですね。

暗電流とでもいうのでしょうか。

LEDだとこの暗電流が厄介者。

 

プラス側は共通になっているので、マイナス側の基盤をカッターで切断(青矢印)。

精密マイナスドライバーで、基盤をむき出しにする(赤矢印)。

 

赤LEDを基盤に直接半田付け。

そして、警告灯が正常に消灯する側のマイナスに定電流ダイオードを半田付け。

青矢印側は、正常に消灯しないときがある側のマイナスなので使用しない(基盤を削る必要がなかった)。

要するに、正常に警告灯が消灯する側の回路を使って、エアバック警告灯を2つのLEDを接続するという回路にした。

 

別角度より、こんな感じの配線

 

別角度より、こんな感じの配線

 

キーON。

数秒点灯後、

 

消えた…が、

予想通り、暗電流が流れているので、微妙に光っている。

電球の場合、抵抗が大きいので光っていないように見えるが、電流はながれていて常時消費電力が発生している。

 

定電流ダイオードを2つから1つにして、定電流ダイオード1つでLED2つを並列で点灯。

LEDが2並列なので、暗電流も半分になるので、消えるかと妄想したがだめでした。

微妙に光っている。

 

定電流1つでLED2つ並列点灯の回路に、さらに抵抗(220Ω)を並列接続。

安全のため、炭素被膜の抵抗はやめて、金属被膜抵抗。

定電流ダイオード→抵抗とLED、LEDがすべて並列の状態。

 

これの状態で、キーON。

点灯して、

 

数秒後に消灯。

暗電流は抵抗で消費されているので、LEDは見かけ上光っていない。

※画像で点灯しているのは、ドア開閉の警告灯。

 

  キーONで数秒点灯して、消えます。
これで車検はOK。

今回の対策で警告灯が正常に消えなくなった場合は、また別な対策をします。遅延OFF回路を用いればできそう。

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