JZX100 チェイサー アペックスECV 取り付け

ECV 1機目。

高速道路で覆面を抜かす際にECVを全閉にしたら、元に戻らない事象発生。

 

バラバラにしてみたが・・・

通常、ECVのバルブは操作のノブを戻した状態だとバネの力で全開になっていないとならないのだが、この状態。

バルブ本体のバネの劣化ですかね。全閉状態で駐車していたのが原因かも。

これは新品を購入するしかないようです。

次の日、新品ECVが届いたので、取り付けに入ります。

ジャッキアップの前に生ビールを飲み、作業安全祈願(笑)。

片側だけジャッキアップして、リジットかけて、作業します。

ECV 2機目。

 

アペックス EXHAUST CONTROL VALVE(ECV)

 

ガスケット、マフラーボルトが付属しているので、取り付けが楽です。

 

マフラーのフランジに挟むので、タイラップでECVバルブを全閉で固定しておきます。

マフラーフランジ。

このマフラーは触媒後から2分割構造となっているが、触媒後ではなく、リアピースの間に挟みます。

取り付け中。

バルブの取り付け完了。

マフラーのボルトはきつめに締めます。中途半端な締め付けだと、ガスケットがすぐに抜けてしまいます。

バルブ本体の厚みがあるので、ちょっとだけマフラーが後ろに長くなります。

操作ノブは運転席から操作できるところに設置します。

まずは、これを外します。

まずは、操作ノブにステーを取り付け。

ワイヤーを通す前に、このステーを取り付けないと、再びワイヤーを外す羽目になります。

(なりました)。

運転席下のサービスホールから通します。通した後、アルミテープで適当に防水します。

こんな感じです。

車体下を通します。

ECVバルブ部にワイヤーを接続。アクセルワイヤーと同じ構造ですね。

バケットシートのレールの余っている穴を使用します。シートを外して、画像のようにボルトを入れます。

こんな感じに固定します。

ステーの穴が小さかったので、ドリルで拡大しています。

基本的にインナーサイレンサーは使わずに走行しているので、突然消音が必要となった時のために取り付けています(具体的には検問やKさん等、他出発帰宅時)。

 

ECVはめちゃくちゃ静かになります。

 

通常走行中は全開にしといた方が良いと思います。特にターボ車は、タービンに負荷がかかりそうなので、全閉にしたら可能な限り低いブーストで走ります。正圧以上は掛けないようにしています。

【ECV動作不良対策】

ECV 2号機取り付け後、約2年半後。またまた、全開にならなくなってきた。

まだ、重症ではなく、全閉から全開にする際、勢いよくレバーを戻せばほぼ全開に近い状態となる。

ただ、ほぼ全開といっても画像のように、ストッパー位置まで戻っていません。

これではパワーロスになりますし、バルブが排気方向に直角ではないので、フルブースト高回転で走ったときに排圧で閉じてしまうのではという妄想が走ります。

消耗品と割り切るのも勿体ないので、ダメ元でばらしてみます。

ばらすのは簡単で、ECVをマフラーから外して、ワイヤーを外して、バネの稼動部分を外す。

稼動バルブ部分のネジは熱により固着している可能があり、ドライバーの手回しで外そうとすると、なめる可能性が満載なので、インパクトドライバーでサックと外します。

後は、軸を引き抜けば分解完了。

軸と本体の部分のグリスが炭化したり、ススが入り込んで、動きが鈍くなっているご様子。

まず、軸を電動ドライバーにセットし、回転させながらコンパウンドで研磨。

次に、軸と本体の当たる分部にコンパウンドを塗り、軸を本体にセット。回転させて研磨します。

パーツクリーナー等を使用して、軸と本体のコンパウンドを取り除きます。

後は組み付け。

グリスを塗ると最初のうちは調子よいでしょうけど、炭化して動きが鈍くなりそうだし、ススが溜まりやすいような気がするので、何も塗らずにそのままです。

バネをセットすると、見事全開に!

さらに絶好調に動きます。

バネに、よりテンションがかかる位置に穴を空けます。そしてバネを引っ掛けるのは、追加した穴へ。

画像左側の3.5mmの穴が、追加したもので、画像では既にバネがセットしてあります。

材質がステンレスなので、穴あけが結構苦労しますね。このぐらいの厚さな切削油がなくても刃を折らずに開けれるようになりました。切削油があったほうがドリルの刃は長持ちすると思います。以前は力任せにやっていたので何本も折ってしまいました。ポイントは削りカスが出ていることを見ながら一定の力をかけることです。

あとは、タイラップで全閉位置に固定して、マフラーに取り付け、タイラップを外す。

これで2年半以上持てば、グリスレス+バネテンション増加の恩恵と言えるのですが、果たしていつまで持つか…。 

この【ECV動作不良対策】は2015年2月8日ですので、問題が発生したら、このページに追記します。

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