M35 STAGEA ファンベルト調整

VQ25DET・・・このクラスのエンジンならファンベルト系はオートテンショナーが入っているはず…。

しかし、このエンジン、オートテンショナーが無い。正直びっくり。

この車を買った時にファンベルト系(正確には、エアコンコンプレッサー用ベルトと、オルタネータ・ファン用の2本がある。)を新品にしたが、それから6500Km走行。ベルトが伸びてきた模様。

Vリブドベルトといって、ベルトに複数の溝が切ってあるベルト。適正な張り具合であれば滑り難いが、伸びやすいベルト。
 
ある寒い朝にエンジンを掛けると、キューという爆音が。エンジン始動時にベルトが滑っている模様。マニュアルテンショナーなので、調整しながら乗る必要がある手間のかかるエンジン。
今まで、ベルト調整はした事がないのでせっかくのいい機会と思って調整に初挑戦。
まず、はり具合をチェックすると、だいぶ緩んでいるように感じる。
 
ジャッキアップして、馬をかけて、アンダーカバーを外す。

赤矢印がマニュアルテンショナー、青矢印がテンショナー調整用のネジ。調整量が分かるように、マーカーをつける。

鳴いているのは、エアコンコンプレッサー側。こちらから作業。

まず、テンショナーのセンターボルトを緩める。

テンショナー調整用のネジを締めると、ベルトがきつくなります。普通のネジと同じ用に、右回しできつくなります。4分の1回転ずつ回してベルトの張り具合を確認しながら調整。

きつくし過ぎると、ベルトで駆動されている各機器のベアリングが死亡するので、ちょっときつくなったら、調整をやめます。

先ほど緩めたテンショナーセンターボルトを締めて完了。

オルタネーター側も同様に調整。M35ステージア2本のベルトがあるので、テンショナーも2個あります。

センターを緩める。

調整ネジを締める。張りを確認。

これで鳴きが完全に止ったので、OKでした。

ベルトをきつくしても(張り過ぎない範囲で)音がなる場合は、テンショナーが死亡している可能性もあります。

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