純正のバンパーフォグランプ。元々はH3かH1とかのＨ系のハロゲンを、フォグに切ってあるH系の溝にはめ込み、アダプターで固定するタイプのフォグ(多分です。見たことがないので妄想)。このアダプターの爪がHB4に似ている。

前オーナーがＨ系バルブの溝部分をすべて削って、HB4バルブの爪をほんのちょっとだけ加工して、取り付けてた模様。

レンズの内側が曇っていたので、クリーニング。前オーナーが、バーナー焼きをしないで取り付けしたものと思われ、結構もくもくでした。

しかし、点灯してみると、反射板も曇っているご様子。強行手段の丸々水洗いを実行。

水洗い後、ドライヤーで乾かしていると、このフォグは分解できる事が判明した。

さらに、反射板が青かったのは、前オーナーが何かで染めていた？

洗剤で洗うと落ちました。色がついていない分、反射係数UPで、光量UP！

ついでなんで、遮光板を取ってしまいましょう。適当に引っ張れば取れます。

遮光板を取った状態で、走ってみたが、光軸が行方不明。めちゃくちゃ光が散ってしまい、対向車に喧嘩上等になってしまった。

チェイサーやクオリスのフォグは、遮光板を取っても、しっかり光軸調整できたが、このフォグは無理のようです。

チェイサーやクオリスのフォグの反射板はマルチリフレクターになっているが、このフォグは反射板の形状が違っています。

昔のすりガラス調レンズのヘッドライトを研磨して,クリアレンズ化して喜んでいると、光軸が行方不明になるタイプのヘッドライトの反射板に似ています。S14とかの。

さすがに対向車に迷惑なので遮光板を取り付けします。

純正の遮光板でも良かったが、もう折れていたりして、使用不可。

取り付け。本来は、セラミックチューブが上にあるタイプ用のもののようだが、このバルブは下にあるので、適当に幅を広げて取り付け。ネジは締めなくても、取れなそうだったが、念のため。

こんな感じに、反射板下部に行く光を遮断します。反射板下部から反射した光は上に向かう光になるので。

しかし、このタイプの形状の遮光板はどうにも気に食わない。バルブに接近しすぎているし、ネジ止めが・・・。

遮光板だけなんて手に入らないので、フォグ一式をそろえます。MPV用のフォグを落札。オークションの画像で見る限り同じフォグだと思ったが、実際届いた物を見てみると、画像のように外形が微妙に違う。この落札したフォグも加工してあって、ベロフのD2バルブと、D2ソケットのバラストが一緒に付いてきた。MPVオーナーはD2を取り付けできるように加工していた模様。(フォグ一式は3000円台で落札したが、ベロフバルブとバラストを売ってしまえば、余裕で元が取れる(笑))

左がステージア、右がMPV。

慎重に遮光板を引き抜きます。

遮光板をステージアのフォグに取り付け。

この状態で”普通のステージ用のフォグ”です(笑)。

遮光はもちろん純正レベル。フォグの場合、リフレクター下部に行く光を遮断して(反射して上向きに照射される)いるのは分かるが、この遮光板だとリフレクター上部に行く光(反射して下向きに照射される)も大分遮断している模様。

加工します。リフレクター上部にもっと光が行くように。

こんな感じに。

実際に取り付けてみて、微調整しながら削っていきます。

フォグ真下から。真下部分は無加工なので、リフレクター下部に行く光は、純正と同等に遮断。

リフレクター上部に行く光は純正よりUP。

遮光板なし。

一応は光軸のカットラインがあるが、カットライン上部にも光が散っています。

遮光板あり。カットラインが綺麗に出ています。

バルブ形状はHB4 。アルミテープで防水。

車両購入時についていたCATZのバラスト。そういえば、クオリスを買った時にもこれと同じものがついていた。

右イグナイターはこの位置に。

左バラスト。

左イグナイター。

コネクターはCATZ専用なので、普通のHID用のコネクターに交換。

点灯試験。

通常は、このスイッチでヘッドフォグかバンパーフォグのどちらかが点くように、選択用のスイッチなっている。

よく分かりませんが、純正の配線の場合、12Vがスイッチまで来ていました。その出先を切断して、フォグの選択機能を殺します。?にすると12VがON、?にすると12VがOFFとなる。これをバンパーフォグ用の信号線として、CATZバラスト用のリレー(バラストの電源)のON/OFFを制御します。これで、このスイッチはバンパーフォグ用のON/OFFスイッチとなります。車幅等灯ONで、このスイッチのONが可能となります。

ハンドルのスイッチレバーは、フォグ選択信号を殺したため、ヘッドライトフォグ専用のスイッチとなりました。フォグの4灯化です。

ヘッドライトフォグとバンパーフォグの同時点灯。