MARK2 QUALIS ブレーキフルード DOT4 (全量交換)

トヨタ 純正ブレーキフルードDOT4。

1リットルを用意。

クオリスは純正はDOT3が入っている。DOTの数字が高くなるほど、フルードの沸点が高くなります。

ふつーに走る人はDOT3で十分です。強いブレーキをする人や峠を走る事が多い人はDOT4、さらにはDOT5とかが良いと思います。

なぜブレーキフルードの交換が必要かというと、吸湿性があり、使っているうちに水分が混ざります。水の沸点は100度なので、フルードの沸点に比べて圧倒的に低いです。水分が多く混ざる程、沸点は低くなります。沸点が低くなるということはブレーキ時の熱で沸騰しやすくなり、沸騰すると気泡が発生します。その気泡がブレーキ時にフルードに掛かった圧力を吸収してしまい、ブレーキが効かなくなります。教習所で習ったペーパーロック現象です。

世界の工具屋製のワンマンブレーキフルードブリーダ。

ホースの所にワンウェイバルブが付いていて、ブレーキペダルを戻すときにフルード排出口(ブリーダー)を締める必要が無くなり、一人でも作業が出来ます。

最初は、左後ろから作業をします。

ブレーキマスタシリンダから一番遠いところから作業をするのが常識らしい・・・。でもブレーキの構造を考えるとどこからでもいいと思うのですが・・・・。

まず、タイヤを外します。

エンジンルーム内のブレーキマスターシリンダー。

マスターシリンダー内の古いフルード。

水分を含んだり、酸化したりして黒ずんでいます。

 

フルード排出口にワンマンブリーダのホースを接続して、緩めます。

後は、マスタシリンダー内のフルードが空になるギリギリまで、ひたすらブレーキを踏む→放すを繰り返します。

フルードを空にしてしまうとエアーを編んでしまいますので、ブレーキを踏むのは暇そうな人にデザートなどの餌を与えて手伝ってもらうと効率的です。

空になりそうになったら、新しいフルードを足します。そして、同じようにブレーキを踏み→放すを繰り返します。綺麗なフルードが出てきたら、この場所は終了です。

次は右後。

続いて、左前→右前で完了。

ほんのちょっとエアーが噛んでいたので、交換後ブレーキのタッチがよくなりました。

最後にフルードをMAX LEVELまで入れて完了です。

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