MARK2 QUALIS ハブボルト 交換 (JZX100 チェイサーも全く同様)
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ごく日常的なタイヤ交換。 不幸は突然訪れます。 いつものようにタイヤ交換を終え、クロスレンチで適当に締め、最後にトルクレンチでトルク管理。 一度5本やって、もう一度、トルクレンチで、カチッ。 !?あれ、2回目なのに、カチッてなる寸前にまだナットが動く。あれ?あれ?って繰り返しているうちに、こうなります。ハブボルトの寿命です。 頻繁にタイヤ交換している人なら、経験あるはずです。
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とりあえず、折れたハブボルトを外します。 これから仕事に行かなくては行けないのに、クソ!最悪4本で行くしかないです。 |
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自宅在庫を探してみると、JZX100チェイサー用の外したハブボルトが1本のみあった。 とりあえず、ばらします。 |
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右下が打ち変えたボルト。チェイサー用なので、クオリス用より長いです。 |
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平和なタイヤ交換が、この有様。 今日はこのままでタイヤを取り付けて、仕事に行きます。 |
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---交換方法--- 後日、クオリス用のハブボルトを注文して、作業に入ります。JZX100チェイサーも同様です。 リアです。 まず、ジャッキアップしてホイールを外します。この程度の作業であれば、ジャッキのみでOKですね。 |
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ブレーキキャリパー裏のボルト2本を外します。 |
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キャリパーを外します。 |
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サイドブレーキを解除します。解除しないとローターが一生取れないのでご注意。 サイドブレーキ調整用の穴を真下に持ってきます。 穴を覗くと、サイドシュー調整ネジがあるので、完全に締め込みます。 締めこむ=シューを縮める。 |
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この状態でブレーキローターが取れない時は、画像のようにネジ穴にボルトをねじ込みローターを押し出します。 |
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ローターが取れます。 |
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外したいボルトに適当なナットを取り付けます。 |
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ハンマーで叩きます。 外すボルトは捨てるとか、折れている場合は、ナットを取り付ける必要は無いです。 画像ぐらいの重いハンマーなら、2〜3回ヒットぐらいで外れます。 |
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新品ボルトを取り付けます。 溝に潤滑剤を塗ります。 溝に合わせてボルトを取り付け、貫通ナットで締めます。ハブが動くので、手で押さえきれる限界までナットを締めます。その後、ナットを外して、ローターを戻します。 |
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ローターを戻したら、サイドが効くので、サイドを引いて、手ごたえがあるまでナットを締めます。 フロントの場合はサイドは無いので、ブレーキを効かせた状態にする必要があります。暇そうな人に踏んでもらうとか、シートとペダルの間に棒を入れて、ブレーキペダルを押した状態にするとか。 |
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再び、ローターを外して、ボルトが完全にはまっているか確認します。慣れれば、ナットを締めていって、完全にはまった感覚が分かるようになります。 潤滑剤を塗ったので、パーツクリーナで脱脂します。 |
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ローターを取り付けて、キャリパーを戻しキャリパー用のボルトも元に戻します。 サイドブレーキを解除して、サイド調整用のネジも調整します。外すときと逆方向(シューが広がる方向)にまわしていき、手でハブが動かない状態にします。 そこから1段戻して、動くか確認。動いたところからさらに3段戻します。。正しい方法か分かりませんが、ずっとこの方法でやってます。 後は、ホイールを取り付けて、完了です。 |
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少し走ったら、緩んでないか必ず確認しましょう。 慣れれば、30分程度で打ち変えできます。サーキットでタイヤ交換の際に折れてしまった時のために、ハブボルトは携帯して置くことをお勧めします。交換方法も覚えておくといろいろ安心ですね。 |