約2年前に黄ばみを研磨して、2液式の手塗り式ヘッドライトクリアを塗っていたR2のヘッドライトですが少し黄ばんできました。耐候性2年のもので約2年持ったのでまあまあです。
※上記の手塗りコーティングの手順はこちらです。
今回は缶スプレーの2液性ウレタンクリア塗料にてやってみます。この塗料なら5年ぐらい持つのでは？と妄想しています。
※不安な方は中古ヘッドライトを購入してから施工することをお勧めします。特にウレタンクリアはヘッドライト表面との相性はとても悪く、細かなヒビ(ソンベルトクラック、ケミカルクラック)ができてしまう可能があります。
私はもう1セットヘッドライトを持っているので、失敗しても大丈夫という前提で作業しました。
電動サンダーとサンドペーパーセットをアマゾンで購入したものです。
オービットサンダーで検索して見つけました。
電動工具が無くても、手動水研ぎでも行けます。
から研ぎ用なので、から研ぎで削り始ましたが摩擦熱でヘッドライトが溶けてしまいそうなので、いいか悪いかわかりませんが水をかけながら水研しました。
R2のヘッドライトは直線形状ではなくタマゴ型なので難易度が非常に高いです。研磨時も電動工具でやると、一か所に研磨が集中するので電動でのから研ぎは怖いです。手で水研ぎなら難易度は下がりますが、筋肉痛の代償が待っています。
JZX100 チェイサーのヘッドライトはほぼ直線状で平面なので楽でしたが。
#600から始めてます。
画像は、1回適当に水研ぎして水をかけて研ぎカスを洗い流したところです。
縞模様のようなものが見えますが、ここにはクリア層が残っています。この縞模様が無くなるまで600番で研磨します。
＃600で縞模様が無くなるまで研磨しました。片側20分ぐらいかかりました。
続いて800番。
＃800で水研ぎ完了したところです。
シリコンオフをかけて乾いてない状態です。シリコンオフをかけるとクリア塗装後の状態がほぼ再現できると思っています。まだまだ曇っていますね。
#1000。
#1200→＃1500→＃2000。
最後に#6000の耐水ペーパーで手動水研ぎ。
この後コンパウンドをかけるか迷いましたが、クリアで塗装するので“足”が無くなってしまうのでは？とおもいここで下処理完了です。
左がシリコンオフをかけて乾いてない状態。右が#6000仕上げ状態。
普通に透明になりそうです。
水で研ぎカスを洗い流し、シリコンオフで両側完全に脱脂します。アマゾンで購入した、AZのシリコンオフですが安いし洗浄性も高くお気に入りです。
2液性ウレタンクリアー(アマゾンで購入するのが安いです、思いついたら塗装できるように常にストックしています)。
ヘッドライト専用の2液式のスプレー缶ウレタンクリア塗料も売っていますが、耐候性2年と書いてあるものもあり、手塗りのものと変わらないのでは？と思い、今回このウレタンクリアーを使用します。
楽天(PR)やヤフーショッピング(PR)でも売っていますのでポイント付与等を考慮してお得なサイトでご購入下さい。
下側のピンを押し込んで、スプレー缶内部で2液を混合します。
ウレタンクリア塗装前です。
気温約30℃なので、ガレージ内の直射日光が当らない所で作業します。
特にクリア塗装には湿度が重要で、晴れの日、もしくは薄曇りの日に行いましょう。湿度が高いと、水分を含んでしまい白く曇ります。
ヘッドライト用のウレタンクリアでは無く、普通の外装塗装用のクリア塗料です。この塗料は素地のヘッドライト(ポリカーボネイト)を痛めます。
なので、本塗装前の「捨て吹き」が必須です。
私の場合本塗装は10〜15cmぐらいの距離で行いますが、捨て噴きは30�僂阿蕕のイ靴胴圓い泙后Ｅ瀕舛鯏匹襪箸いΔ茲蠅蓮⇔海鮠茲擦襯ぅ瓠璽犬任后�
本塗装は粒をたくさん置いて、粒同士がくっついて平面を形成するイメージですが、この捨て噴きは粒のままの塗料がヘッドライトに乗るイメージで噴きます。
画像は1回目の捨て噴きを行ったところです。失敗作レベルで白く見えますが、乾燥してもこのまま白いです。
初めから本塗で透明になるように塗ってしまうとヘッドライトに細かいクラックができてしまいます(らしいです)。
捨て吹きを3回行ったところ。
失敗？と思えるぐらいひどく白いです。
触ってはいませんが、たぶん触ったらザラザラします。ざらざらするように塗料の粒を乗せるイメージで捨て吹きをしました。
本塗り1回目。1回目は少し手加減して少な目でぬりました。
見れない方はこちら。
気温30°なので、7分程度のインターバルで全部で5回塗りました。
乾燥中。
乾燥には最低2日は置いて下さい。
黄ばみが一切無いレヴォーグのヘッドライトと比較しても遜色なく見えます。
R2には現在車検用の予備ヘッドライトが付いていて、2日後にR2に戻します。
それまで乾燥させます。
アクリル系クリアよりウレタンクリアの方が乾燥が遅いような気がします。
普通に透明です。
手塗りの2液式は耐候性1年は1年、2年の物は2年弱で黄ばんできました。
缶スプレーの2液性ウレタンクリアーは何年持つのか耐久試験開始です(作業日2024年6月17日)。