JZX100 チェイサー 車検対応【保安基準適合の強度証明書】
以前はフルバケを車検対応化して使用しておりましたが、法が改正され車検対応不可(保安基準不適合)に。 以前OKだったものがNGになるのはおかしくないですか。法の不遡及とはいったいどこに。 たとえば、インナーサイレンサーに関する法の改正。法が改正された年以降に製造された車両は、溶接等で完全に固定しないとNGってのは理解できる(それ以前の車両は、ボルトで固定しても車検はOKです)。 しかし、この社外シートに関する改正は納得ができない。なぜなら法が改正された以前の車両も強度証明書が無いと車検NGとなったからです。 保安基準適合・車検適合とするためには強度証明書を入手が必須。シートとシートレールが同じメーカー、かつ、メーカーが強度試験をやっている、かつ、車検対応のシートである必要があります。
【強度証明書の入手方法】 ※今回JZX100 チェイサー ツアラーVを例に書いていますが、マーク2やクレスタや、その他シルビアやスカイライン等どんな車種でも同じです。 今回RECAROシートを例に説明します。
シートとレールは、ヤフーショッピングの
購入したのは、レカロシート SR-6 GK100S カムイブラック/グラスメッシュ/レッド (楽天、アマゾン、 基本的にレカロシートは値引きしない商品なので、どこで購入しても同じ価格です。ポイント付与が多いとか、発送が速い等で選んでいいと思います。強度証明書の発行があるので購入先はどこか一つに絞った方が良いです。 | |
そしてシートレールは、 レカロシート ベースフレーム トヨタ マーク2・チェイサー右座席 X100系 (2080.089.2)。 シートレールも楽天、アマゾン、 シートレールを購入する時の注意点は、上記型番の互換品ではなく、レカロ正規品を購入してください。これはブリット等他のメーカーで揃える場合も同様です。なぜなら、強度証明書はメーカーの製造番号から発行されるものなので、正規品以外は強度証明書の発行は不可能です。 購入した店に、シートの製造番号(保証書)記載、、レールの製造番号(保証書)記載、車両型式を連絡します。 2日後、レターパックで強度証明書が自宅に届きました。 今回購入したこちらの店は、個人宅に発送可能でしたので、購入の決め手になりました。ユーザー車検を受ける私にとっては直ぐに届いてとても助かりました。 | |
このフルバケSPGは、車検不適合になりました。 法が改正されるまでは、リア部分のFRPむき出し部分にシートバックプロテクターを貼っていればOKでした。しかし、強度証明書がレカロでも発行できないシートですので、たとえシートレールがレカロ製で合っても車検不可です。
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チェイサーから、フルバケ(車検不適合のSPG)を取り外します。 外し方は、シート前のシートを固定しているボルト2本を外し、シートを一番前にスライドさせます。 そして後部座席側からボルト2本を外せば車体から外せます。純正シートでも同じです。 シート下にコネクターがあるので、シートを外す前に、コネクターを忘れずに外してください。
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購入したレカロシートにレカロのシートレールを取り付けます。 付属の六角ボルトで固定するだけの簡単作業です。
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シートレールをスライドさせながらボルトを固定します。スライドさせないと、ボルトを挿入する穴が見えません。 |
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シートベルトバックルも付属のボルトナットで固定します。
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ボルトがたくさん余ります(笑)。
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シートレール取り付け完了。
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後は車体に固定するだけです。 シートを外すときに外したコネクター(シートベルト用のコネクター)を忘れずに取り付けてください。 エアバック警告灯対策も忘れずに対策してください。こちらを参照に自作も可能です。
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給油口・トランクオープナーのこの部分がシートレールに干渉したので、切断。
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これでシートレールに干渉しません。
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あとECV(APEX アペックスのマフラーの音量を調整するバルブ)を取り付けいるので、その操作ノブを取り付けします。 以前はフルバケ用のサイドアダプターに固定していたのですが、セミバケにしたので場所変更です。 画像の位置にボルトとナットで、ステー()ホームセンターで適当に買ったもの)を固定します。
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厚めワッシャー。
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2枚重ね。
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ここにワッシャーを挟みます。
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ワッシャーを挟んだので。ECVのワイヤーを通せるスペースが確保できます。 (ECVの取り付け方法はこちら)。
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ステーをボルトナットで延長。
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ここにECV操作ノブを取り付けします。
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これでフルバケットシート→セミバケットシートへ換装完了です。
SR-6はフルバケ程ではありませんが、セミバケの中ではホールド性のいいシートです。
強度証明書入手のポイントです。 シートとレールは車検対応品。 シートとレールはメーカーを合わせる(レールの互換品は不可)。 購入した店が強度証明書が発行可能か確認するです。 後は車検時、試験官やDラーに「シートの強度証明書を見せてくれたまえ」と言われるので、ドヤ顔で見せてください! くれぐれもシートとレールの製造番号シールは剥がさないように。強度証明書と照合されますので。 |